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 今話題の、Bethesda製ホラーゲームのプレイ感想です。最近私がB級映画を見れなかったのは、何を隠そうこいつをプレイしていたからです! 今回は映画のレビューとかじゃないので、単なる雑談だとでも思ってください。

 さて私、このゲームは発売前から非常に楽しみにしており、「プレイし終わったらブログに書こう」と決めていたので、たまには映画から離れてこんな雑談記事もいいのではないでしょうか(自己完結)

 また、最新ゲームなのでストーリーや敵クリーチャーのネタバレ等には触れないように書きますのでご安心を。

 ではまず、これがそもそもどういうゲームなのかというところから簡単に紹介を。Amazon先生のあらすじと、予告編からどうぞ。


【予告編】


【あらすじ】
刑事セバスチャンと相棒のジョセフ、キッドは、ある精神病院で起こった凄惨な大量死亡事件の現場に急行する。他の警察官が次々と殺害されていくのを目撃したその時、セバスチャンは背後から何者かに襲われ、意識を失ってしまう。

目覚めるとそこは、現実と虚構が入り乱れ、得体の知れない化物が徘徊する、常に死と隣り合わせの狂気の世界だった。彼はいったいどこに迷い込んでしまったのか?

想像を絶する恐怖に直面し、生き延びるために戦うセバスチャン。
自らを狂気の世界へと陥れた強大な力の影に潜む謎を解き明かし、迫りくる恐怖をすべて打ち破るしか生き残る術はない。




【プレイ感想】



 さてこのゲームは、三上真司さんが手がけたゲームです。三上さんと言えば、あの有名なバイオハザードシリーズの生みの親ですね。私がゾンビ物にハマったきっかけは何と言ってもバイオハザードなので、バイオ厨の私はこのゲームを非常に楽しみにしていました。三か月前から予約し、余計な前情報なしで新鮮な気持ちでプレイしたかったので、当日からすぐ始めました。

 難易度はサバイバル(3段階の2番目、難易度ノーマルに相当。このゲーム本来の難易度)でプレイし始めました。ホラーゲームは難しくてなんぼだと思うので、シューティングは苦手ですが頑張りました。

 『純粋なサバイバルホラーへの原点回帰』ということで、一体どんな内容になっているのかとわくわくしてプレイし始めると……何ともいきなり予想とは180°違う展開になって驚きました。まあ、それはさておき……。



 さてこのゲームについて、簡単な私の評価を。まずこのゲームを5段階で評価すると、☆4と言ったところでしょうか。いつもの映画レビューの評価に基づけば、Bですね。長所も短所もそれぞれあるゲームだと思います。


 クリアにかかった時間は、難易度サバイバル(ノーマル)で19時間31分02秒でした。死亡回数は107回です。結構だらだらやっていたので、上手い方なら初見でももっと早くなると思います。




【ストーリー】
 私的には可もなく不可もなく、と言ったところですね。「斬新だ!」と褒めるほどでもなければ、悪いというほどでもありません。一周終わった時点では謎も多いです。取り逃したファイル等をすべて集めれば話が繋がるという、SIRENに近い雰囲気を感じます。



【キャラクター(味方)】
 こちらも可もなく不可もなく、という印象です。特に、主人公の影が薄いのが少々残念ですね。サブキャラクターの方が魅力的です。看護師さん大好き(癒しポイント)



【キャラクター(敵)】
 正直に言って、よくできていると思います。特にボスキャラ。まあバイオなどにいそうな感じの敵もいますが、トラウマを覚えるレベルの敵が何体かいますね。特に金庫。このゲームをプレイしていた数日間、毎晩夢に出てきて追いかけられました。ほんと勘弁してください。

 ただ、こればかりはプレイしてみないことには、この恐怖感は伝わらないと思います。敵キャラのグラだけ見ても「いや、よくいそうやん」「別に怖くないわ」と思われるでしょうが、出現方法や追われる恐怖などは他のゲームと比べても見劣りしない怖さでした。もちろん2回目以降の出現ではある程度慣れましたが、初見で対峙した時は死ぬほどビビりました。

 ただし、先ほども述べたようにトラウマ化するほどのボスは一部だけで、ほぼアクションメインのボスも多くいます。



【ゲームバランス】
 まず最初に述べておきますが、今作は近年稀に見るほどの壮絶な死に覚えゲーです。一撃死、初見殺しは当たり前。多くのボスどころか一部雑魚キャラも即死攻撃を持ち、死ぬと結構前のチェックポイントまで戻されることも多数。難易度サバイバルの初見プレイだと、上手くない限り100回は当たり前に死ぬでしょう。ちなみに、私は107回死にました。


 また、他ゲーと比べても弾薬が激的に少ないです。割と戦闘を強いられるゲームであるにもかかわらず、ハンドガンの初期弾薬所持上限は、装弾数も含めてたったの16発、ショットガンに至ってはたったの8発とかなり少なめです。もちろん弾薬所持上限は後々増えてゆきますが、そもそも弾がびっくりするほど落ちてないので、特に序盤はステルスゲーを強いられ、敵に発見される=死という構図も割とありますね。


 これを見て「うわ、クソやな」と思われる方も(プレイした人の中にも)いらっしゃるでしょうが、私はそうは思いません。むしろ、バランス調整はかなり良好だと感じました。

 弾薬は全く手に入らず、ちょくちょく弾切れという問題に直面しますが、敵が倒せず先に進めなくなるレベルの弾切れには一度も直面しませんでした。むしろ、弾薬がないという極限状態で、敵の近くをばれないようにステルスで移動する恐怖が、このゲームの醍醐味の一つであるとも感じたくらいです。

 また今作は壮絶な死にゲーで、一度本気で詰まると同じ場所で何回も平気で死に続けたりします。特にボス戦では、相手が即死攻撃を持っていることも多々あるので、各ボスを初見突破できた記憶がありません。ただし、死ぬたびにステージギミックやボスのモーション等新しい発見を抱えて死ぬことができるので、「次はここを攻めよう」だとか「次はこうしよう」という工夫をするのが楽しく感じました

 ただし、死にゲーであるにもかかわらず、死んだ後再開までのロードがかなり長い点だけは、不便に感じました。また中盤と終盤の一部、押し寄せてくる雑魚敵と銃撃戦をするだけのアクションシューティング重視なステージがあるのですが、その部分はこのゲーム的には蛇足に感じました。



【戦闘】

 終始、かなり辛いです。敵は即死持ちも多く、反面こちらの弾薬はわずか。近接戦闘は(慣れないと)使い物にならないレベルの弱さで、囲まれるとすぐ死が見えます。

 そのため前半は特にですが、ステルスキル(バレないように接近して一撃で仕留める)が基本の立ち回りになります。それはもうサバイバルしている感が半端ではありませんでした。アクションシューティングゲーとしてはこれはストレスに感じるでしょうが、サバイバルホラーというテーマによくあった戦闘であると感じました。



【ホラー度】
 異形の怪物に追われるという恐怖、バレると死が見えるが自分からアクションを起こさなければならないという恐怖、そして、死んだらかなり前まで戻されるから死にたくないという緊張感……それらいろいろ総合した上で、なかなかよくできていると思います。

 特にこのゲームに慣れない序盤の「バレたら死ぬけど敵をやり過ごして先に進まなければならない」という恐怖は大きく、それに慣れてくると今度は「強敵にバレている状況下で、逃げ回らなければならない」という恐怖も襲ってきます。【戦闘】にもあったように戦闘の辛さも相まって、サバイバルホラーを名乗るには十分な出来であると感じました。

 また余談ですが、このゲームは各所でも言われているように他作品のオマージュが多く、最初の雑魚敵との邂逅シーンは完全に初代バイオの例のシーンです。私はあまりホラーゲームをしないので分からない物も多かったのですが、ホラーファンならばクドいと感じることもあるかもしれません。



【以下、不満点】
 最大の不満点は、死にゲーであるのに復活までのロードが長い点でしょうか。こればかりは気になりました。また、主人公が走るモーションに若干違和感を感じます。さらに、私はグラフィックにはさほどこだわりはありませんが、背景の作りこみが甘いと感じる部分もいくつかありました。

 またゴアモード(グロテスク表現ON)について、毎回PSNにサインインしなければならないのが煩雑だったのと、折角ゴアモードを入れても規制が厳しい点が気になりました。どうしても海外版に比べると見劣りします。「もっとグロさをー!」と思いましたが、こればかりは仕方ありませんね。



【総評】
 かなり大々的に宣伝されてきたゲームですが、死にゲーかつ初見殺し多数な(意図的な)不親切さや、戦闘バランスの辛さも相まって、決して万人受けするゲームではありません。各所のレビューを読んでいて、「全く魅力を感じられない」「自分の肌に合わない」「つまらない」という方がいらっしゃるのも当然だと思います。

 ただし、これは決してクソゲーではありません。作りこみが甘い部分も多々あり、初見殺しをストレスに感じる部分ももちろんありましたが、極限のサバイバル感、そして恐怖の演出は良く、特に序盤は心臓が持たないくらいドキドキしっぱなしでした。私の中での評価は「神ゲーとまではいかないまでも、なかなかの良作である」です。

 サバイバルホラーというテーマにふさわしい出来になっていることは間違いないので、興味のある方はプレイしてみることを強くおススメします。

 またこのゲームを最大限に楽しむためには、『なるべく初見で、かつ難易度サバイバル』でのプレイをおススメします。『なす術もなく殺された敵にどう対処し、これを打ち破るか』ということを自分で考える部分こそがこのゲームの魅力の一つなので、なるべく初見というのが絶対条件です。特にチャプター3以降は。

 他人のプレイ動画を見るのももちろん面白いと思いますが、このゲームの魅力はやってみなければ分かりません。是非自分でコントローラーを持って、恐怖を体験してみてください。