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ジュラシック・シャーク
ジュラシャ
 国籍 カナダ
 製作 2012
 販売 トランスワールドアソシエイツ

 多分、メガロドンはジュラ紀のサメじゃないと思うんですけど(Wikipedia) ですが原題もJURASSIC SHARKなので、これもう分かんねえな?

 レンタル版を吹き替えで視聴しました。まずはAmazon先生のあらすじ&予告編からどうぞ。

【あらすじ】
 豊かな自然を誇るエルバー島。そこではグラント博士の指示のもと、安全基準を無視した石油掘削作業が行われていた。地下深くの石油資源を目指し掘り進められるプロジェクトは、やがてある氷床を発見する。一方、大学生のジルはエルバー島での違法掘削の噂を確かめようと、春休みを利用して友人達と島を訪れていた。ボートで島へと近づくジル達だったが、突然力強い攻撃を受け、ボートが転覆してしまう。そして水中でジル達を待ち受けていたのは、氷床の中から目を覚ました古代サメの姿だった!

【予告編】


ストーリー………
サメの質…………
キャラクター……
設定………………

総合………………D-
おすすめ度………


【良い点】
・本編がクッソ短い(約65分)

【悪い点】
・臨場感、緊張感ゼロ
・ストーリーの無理矢理感が凄い
・キャラクターに魅力がない

 少なくとも私が見てきたサメ映画の中では、間違いなく最底辺クラスの出来栄えです。全ての要素において標準以下、見どころなどは一切ありません。ただしネタになるタイプのクソ映画なので、話のタネくらいにはなるでしょう。





【以下、ネタバレ注意!】





 「やっつけなきゃ(突如芽生える使命感)」

 これ以下のサメ映画を探す方が大変だと思いました。


 さて、では早速詳細なレビューに入って行くのですが、今作に良い点など話が短いこと以外にないので、直ぐ悪い点に行きます。そのため、以下は酷評の嵐です。ご注意を。 



 今作の悪い点は、臨場感が全くないこと、ストーリーが壮絶に無理矢理なこと、キャラクターの魅力が全くないことの三つです。


 あらすじにある通り、今作は「無人島の湖で資源掘ってたら氷床で眠ってた太古のサメが目覚めて暴れ回るお話」なのですが、もうこの時点で突っ込みどころしかありません。まず、巨大なサメが暴れ回る舞台がまさかの。しかも、辺りは民家一つない無人島(激安研究施設はありますが)。

 いや、別に構わないんですよ。メガロドンは淡水でも生きられるらしいですし、そこが無人島だろうがなんだろうが。ただこの時点で、もう臨場感などという単語は出てきません

 つまるところ今作は、「昔のサメが無人島の湖にいた」というだけの話なんです。そのため、湖から離れた場所は完全に安全地帯なんですよ。しかも周りは民家も何もないので、放っておけば被害が拡大する心配もないという無害さ。いや、ダメでしょう。モンスター映画に安置があるのは。

 ただし、湖に近づきさえしなければ襲われないという状況はさすがにまずいと思ったのか、脚本も何とかして登場人物たちを湖に向かわせようと頑張ります。具体的に言うと、湖に貴重な絵画を落とした犯罪者グループが、たまたまばったり出会った主人公たちを捕らえ、それを取りに行かせようという具合。

 まあ確かに、こうすれば主人公たちを湖に向かわせることは出来ます。しかしその代償として、サメ映画なのに人間同士の争いばっかりでサメが全然出てこないという事態となりました。なんという本末転倒。

 これに相まって、演出の酷さも臨場感の剥奪に貢献しています。どうでもよいシーンをダラダラ流すのは当たり前、編集者がカットという手法を知らないのか、やたらワンシーンの間が長いというのも地味に苦痛。
 まるでクッキー☆みたいだぁ……(直喩)

 極めつけは、ただでさえ少ないサメの登場シーンですら緊迫感がゼロということです。映像の使いまわしはまだ良いとしても、①水上の人が水の中を覗きこむ→②水中からカメラで上を映す→③「サメだ!」のパターンすら使いまわすというクソさ。人が喰われたというのに、湖には血糊一つ浮かべないというやる気のなさもポイントが高いですね。


 次に、ストーリーの無理矢理さについて。今作、ただ資源掘ってただけなのに、氷床からメガロドンが復活したという時点でかなり無理がありますが、まあそこには目をつぶったとしてもとにかく酷い。ひざ下の浅瀬から突如巨大なサメが襲ってくるのは当たり前。岸にいる主人公たちよりも、その奥にいる悪役をわざわざジャンプで捕食するなど、サメが空気を読んでいるとしか思えないストーリー。

 中でも一番酷かったのは、悪役の人たちが全滅してやっと解放された主人公たちが、「あのサメはやっつけなきゃ(使命感)」と言い出すシーン。無能なんだからさ、もう大人しく帰れよ。正直、呆れるを通り越して笑いが出ました。

 かと思えば、無能ギャルが突然プロ野球選手並みのコントロールを持って、サメが口を開ける一瞬の隙を突きダイナマイトを投げ込むという超人っぷり。また、明らかにその爆発に巻き込まれた主人公も無傷とやりたい放題。もう本当に酷い。


 またキャラクターについても触れておきますと、今作のキャラクターは見事なまでに無能の集まりです。自ら違法行為をベラベラと喋ってくれる研究員、ジャーナリスト気取りの主人公、突如正義感に芽生えるギャルなどなど。特に正義感ギャルと主人公については、なんでそんな想いに駆られたのか意味不明というキャラの薄さ。



 総評ですが、見る価値なし。サメ映画の中でも最底辺の最底辺レベルです。ネタにはなります。以上。

 なお、本編は約65分と書きましたが「は? パッケージには79分って書いてあるんですけど?」ということについて一言。本編が終わった際、「後十分以上もどうするんやろう?」と思いましたが、その後はずっとエンドロールでした。

 もちろん、十分を超えるエンドロールなんて製作者が多い映画にはよくあることですが、今作は通常三分くらいで終わりそうな量しかありません。ではなぜそんなに長いのかというと、人名と人名の間を極限にまで開き速度を限界まで遅くするという超ねっとりエンドロールだったからなのです。そのくせ無駄にOPも長かったので、恐らく本編は一時間ちょうどくらいです。

 どう考えても無駄な要素ですが、今作においてはこれが、他のサメ映画と差別化できる唯一の点でしたので、「そんなにねっとりしてたのか」と興味を持たれた方はこの部分だけでも見てみてください。私は30倍速しました(当然)