ブリザード・エッジ
ブリエ
国籍 アメリカ
製作 2007
販売 video maker

 久しぶりに 大当たり(意味深) を引きました。

 レンタル版を字幕で視聴しました。吹き替えはなかったはずです。まずはAmazon先生のあらすじからどうぞ。

【あらすじ】
雪山で凶暴な謎の生物に追い詰められる数人の男女の姿を描いたクリーチャーパニック。小型ジェット機で冬のヨセミテに不時着したバードたち。やっとのことで山荘に辿り着くが、そこで突然パイロットが何者かに襲われ、奥に引きずり込まれてしまう。

ストーリー…………E
モンスターの質……D
キャラクター………D
設定…………………D

総合…………………E+
おすすめ度…………E


【良い点】
・ないんだな、それが

【悪い点】
・話のテンポがクソ悪い
・ストーリーが絶望的につまらない
・モンスターのCGが非常に陳腐
・キャラに魅力が皆無
・設定ガバガバ

 (見る価値)ないです






【以下、ネタバレ注意!】






 フリスビー不可避

 久しぶりのE評価ですね。先に述べておきますが、上記を見てもらえば分かるとおり、今作に良い部分など一点たりとも御座いません。ストーリーはテンポも内容もまさにクソで、キャラクターには魅力がない、その上モンスターの正体含む設定はガバガバで、ならば頼みの綱にと取り出したモンスターのCGもあまりにお粗末くん。こんな役満の映画の一体何を評価しろというのか。

 というわけで、以下は酷評の嵐です。まあE評価ですからね、そうなりますよね。



 さて、今作の悪い点ですが、先に述べた通りです。要するに全部の要素がそれぞれレベルが低いんですよね。そしてその中でも特に酷かったのが、テンポの悪さとストーリーのつまらなさでした。


 今作のストーリーは、「雪山に不時着した小型ジェット機の乗客たちが、山小屋に逃げ込むもそこで恐るべきモンスターと遭遇する……」という至って王道的かつシンプルな内容なのですが、まずこの「モンスターと遭遇する」というかモンスターが登場するまでに実に一時間以上。そうでなくとも、仲間内から最初の死人が出るまで、優に50分はかかります。

 ではその間、一体何をしているのかというとですね、これがもう絵に描いたような下らない仲間割れと揉め事の連続。山を下りて助けを呼びに行くだの行かないだの、不時着した飛行機を捜索しに行くだの行かないだの、そんなどうでもよいやり取りが長々と続きます。

 ですがさすがにまずいと思ったのか、今作では登場人物たちがしっかりと建物内の探索も行ってくれます。しかし、これがまさかの一番の問題児。この探索シーン、もうとにかく間の取り方やカットの仕方が絶望的に下手なんですよ。ゆっくりじっとりねっとりと建物内を歩き回るシーンをだらだらと垂れ流しにされるだけで、しかも探索は数回行いますが、モンスターが出てくる気配は一向にありません。ほんと、笑わせてくれる(真顔)

 と、このような垂れ流しとくだらない応酬を繰り広げた結果がこのテンポの悪さです。咥えてストーリー自体もシンプルなため、もはや誰がどう見てもどうでもよい話と垂れ流しで尺を稼いでいるようにしか見えないんですよ。チャー研かな?(小声)


 と、ストーリーを酷評したところで、今度はそのクソさをさらに加速させているサイドディッシュの酷評を。まずキャラクターですが、これはもうお話になりません。まともな人間がいないどころの騒ぎではないです。そもそも今作においては、よく喋るキャラほどヒステリックかクソ野郎属性持ちなので、仲間内のやり取りをだらだら見せられること自体が苦痛なのです。そして、そんな苦痛シーンが本編の7割程を占めているわけですから……とりあえず、キャラに魅力は皆無でした。


 次いでモンスターですが、これだって酷いもんです。まず造形が完全に劣化エイリアン。まあ、これは良いです。問題なのはそのCG技術の拙さですね。「これいつの映画?」と口にしてしまうほどお粗末なCGが予算のなさを切実に表しているかのようで、もはや怒りを通り越して哀愁すら湧いてきます。背景に雑に張り付けられた2D感丸出しのCGモンスターが動き回る様など、もはや「空中を歩いている」を通り越して「画面の上を歩いている」というような出来栄えでした、いや、誇張無しで。


 まあ、確かに予算のなさは切実に伝わってきますから、そのあたりは同情します。私は割とモンスターのCGなんかがガバガバでも「まあ、予算なかったんやろな」と許せてしまうのですが、今作の場合は、CG含めて全ての要素がとにかくガバッているため、もはや擁護のしようがないですね。胸を張って言えます、こいつは産廃だと。

 

 総評ですが、フリスビー不可避。モンスターのCGの雑さはまだ良しとしても、とにかくテンポが悪い上に垂れ流しと無関係会話で尺を稼ぎまくった結果、満を持して登場するのがこのクソ雑モンスターくんというのはあまりに笑えない冗談でした。真顔になること間違いなしの逸品ですので、見なくていいと思います。