アイスアルマゲドン
biimシステム

 今回からタイトル画像にbiimシステムを試験導入させていただきました(唐突報告)

 さて、突然ですが問題です。「人間が触れた瞬間一瞬で凍り付くどころか、周囲十数kmを極寒の大地に変えるレベルのパワーを持つ隕石」の反対はなーんだ? 答えは下記のレビューの中で。

 レンタル版を吹替えで視聴しました。まずはAmazon先生のあらすじ&予告編からどうぞ。

【予告編】


【あらすじ】
20XX年12月25日。大気圏に突入した謎の隕石は、北米上空で2つに分裂。1つはディケンス山に墜落。もう1つは山麓の街、レノックスを直撃した。隕石から放射される絶対零度の寒気により、街は瞬時に凍結、市民が次々と犠牲になってゆく。技師のチャーリーと天体物理学者のアレックスは、分裂した隕石が《冷気》と《熱気》を操る物質に分かれたと推理し…。

ストーリー………D
CGの質…………B
キャラクター……C
設定………………E

総合………………D+
おすすめ度………D

【良い点】
・CGの出来は割といい

【悪い点】
・クソガバ設定
・スッカスカなストーリー


 ガンギマって作ったんじゃないかと思うほどガバガバな設定に、中身が全くないスッカスカな内容が結構キツイ映画でした。見れなくはないですが面白くはないのでおススメはしないです。






【以下、ネタバレ注意!】







 さて今作ですが、空からめっちゃ冷たい隕石が降ってきたかと思うと街が一瞬にして凍り付きヤバいことになったというお話です。どのくらいヤバいかというと、十数kmの範囲が極寒の地へと変貌し、冷気の波動に触れただけで人間は氷結して砕け散り、そこらじゅうの地面を氷柱が突き破ってニョキニョキしてくる状態が一瞬で出来上がるレベルにヤバいです。こう書くとクッソヤバそうですね! なお、ランタンの灯りに負ける模様。

 では早速、今作の良い点ダメな点を見てゆきましょう。まずは良い点から。



 今作の良い点は、CGのクオリティがそこそこ高いということです。


 この映画、突然町がカチンコチンになる隕石が降って来るとかいう意味の分からない設定は置いておくとして、CGのクオリティはなかなか高いレベルを保っています。先に述べたように、冷気が地上を包み込み、辺りを氷の世界に変えてゆく描写を中心に、なかなか迫力のある映像がお送りされていたのではないでしょうか。



 良い点は以上です。続いて悪い点を。今作の悪い点は、クソみたいなガバガバな設定とスッカスカなストーリー、こいつらです。


 まずは設定について。何を隠そう、この映画において一番クソなのは間違いなくガバガバすぎる設定です。正直、多少のガバは笑って許せるのですが、今作の設定はあまりにもてきとーかつ思いつき展開の連発のせいでガバりにガバッており、真顔必至な仕上がりになっていました。

 まず、隕石が2つに分かれて1つは冷気を、もう1つは熱気を放つ物質に分裂したという時点でかなりトンデモな内容ですが、これはまだ話の都合上仕方ないとスルーできます。しかしその後、人間が砕け散るレベルの冷気を超至近距離で受けても『ランタン持ってるからセーフ』とか言い出した辺りで怪しい雲行きに。

 さらに、2つに分かれた隕石のうち、片方は「周囲十数キロメートルを極寒の大地に変えるレベルのパワーを持つ隕石」になったのに対し、もう片方は「保温シートと耐熱手袋で持ち運べるほどお手軽で、周囲数十メートルを緑生い茂る楽園に変える隕石」になったいう意味不明さ。なんで極寒の反対が適温なんだよオラオラ。

 しかも、こんな見るからにアンバランスな2つの隕石を触れ合わせることで冷気を放つ隕石は消滅し、それどころか地上を覆っていた雪や氷も全て消滅、一瞬で地上は何事もなかったかのような状態に戻るという超絶的な都合の良さ。隕石が消滅するのはともかく、地上が元に戻るのは完全にオカルト意外の何物でもないと思うんですけど。というか大洪水不可避。


 とまあ、最後までこんなご都合主義満載の内容でありながら、この映画とにかく中身がスッカスカというダブルコンボまで決めてくれるのですからたまったもんじゃありません。ガキが迷って行方不明になっただの救助ヘリが飛んでくるだのイベントがないわけではないのですが、はっきり言ってどれもこれもおまけレベルのイベントでとにかく盛り上がりに欠けます。上述の通り、ラストもクソご都合主義展開が待ち受けているのでキッツイです。



 総評ですが、まあまあ良好なCGのおかげで見れないことはないんですけど、クソガバ設定とご都合主義展開連発に咥え見どころのない引き延ばしストーリーが物語の大半を占めているため、順当に飽きます。特に中盤のグダり具合はなかなかキツかった。とかく見所さんに欠けるので、見なくていいと思いました。