記事に先立ちまして、本当にいきなり私事で申し訳ないのですが、当ブログの訪問者数がいつの間にか50万人を突破 しておりました。そのため、無関係ではございますが、この場をお借りして日頃からこんな変態糞ブログを拝見なさられておられまする皆々様方に一言ご挨拶させていただきたく申しまして候に御座います。これもひとえに皆様の云云かんぬん……とにかくいつもありがとナス!(適当)

 では、早速本題に入ります。

こどもつかい
こどもつかい


 さてこちらですが、ご存知の方もいらっしゃると思いますけど、只今絶賛?公開中の映画です。この漂うB級ホラー臭と、近年のジャパニーズホラーのダメな部分を一手に引き受けたかのような臭い、しかもタッキーやらへーセージャンプやらが主演を務めるとかいう近年のジャパニーズホラーに良くあるアイドル(?)主演映画であるという壮絶な地雷臭などからかなりのヤバさを感じ取り、期待値最低の叩く気満々で嬉々として劇場に足を運んできたのですが、これが意外にも意外、なかなか楽しめたので、今回ご報告させていただきます。

 また今回の記事については、いつものレビューという形ではなく、単純に見てきた感想を思いのままつらつらと書かせていただきたいと思ってます。これがマジのガチでゴミ映画だったなら、ネタバレ全開で叩きまくってやろうと思ってたんですけど、個人的には結構面白かったので、まぁ多少はね?(掌返し)

 また、いつもならレビューする映画を見る際、気になった部分はメモを取りながら見ているんですが、今回は劇場で見てきたので当然メモなんてないです。記憶だけを頼りに書いてるので、おかしな部分とかあったらセンセンシャル。では、長い前置きはこのくらいにして、早速行きましょう。

 それでは今作ですが、まずは予告編と、映画.comのあらすじからどうぞ。ちなみに、公式サイトは →ここ

【予告編】


【あらすじ】
17年ぶりの映画出演となる滝沢秀明が映画初主演を務め、「呪怨」シリーズの清水崇監督とタッグを組んだホラー。とある郊外の街で子どもたちが次々と行方不明になり、さらにその周辺で大人たちが相次いで不審な死を遂げる事件が発生。ネット上では、行方不明になった後に帰ってきた子どもと遭遇した大人が、3日後に謎の死を遂げるという噂がかけめぐっていた。地方新聞の記者・江崎駿也は、事件に興味を抱き真相を追いはじめる。一方、駿也の恋人で保育所に勤める尚美は、ある男の子の母親が夜中になっても迎えに来なかったため、その男の子を預かることに。そこへ事件の鍵を握る謎の男「こどもつかい」が忍び寄り、男の子がいなくなってしまう。滝沢が子どもの霊を操って大人に呪いをかける謎の男こどもつかい役で新境地に挑むほか、「Hey! Say! JUMP」の有岡大貴が事件を追う記者・駿也役を、「二重生活」の門脇麦が駿也の恋人・尚美役をそれぞれ演じる。

 ちなみに、いつものレビュー通りに各要素を評価するとしたら、個人的にはこんな具合↓
ストーリー……B
キャラ…………C
ホラー度………C
設定……………B

総合評価………B−
オススメ度……C





【以下、感想です(ネタバレ含む)】






 というわけで、久しぶりに劇場でホラー映画見てきたんですけどね、やっぱあれですね、劇場でホラー見ると怖いね(クソビビり)。
 いや、別にこの映画自体はさほど怖くなかったんですよ。ただ、劇場って暗い上にやたらと爆音、そしておまけに足元が空いてるじゃないですか。この足元空いてるのが大問題ですやん? 私は普段映画を見るとき、椅子の上でアグラをかきながら見ているので、足元がガラ空きの状況でホラー映画見るのがクッソ苦手なんだよ! 急に足掴まれそうで怖い……怖くない?(重度のビビリ)

 という、映画の内容とは関係のない話はこのくらいにして、早速この映画を見た感想を。

 まず、重要な前提についてお話しさせていただきます。この映画について調べてみたところ、控えめに言っても結構評判が悪いです。具体的には「全然怖くない、むしろ笑える」的な批判が多いように感じます。そして、そんな前情報を頭に入れて劇場に行ったので、視聴前の期待値はハッキリ言って最底辺でした。内心、どんなやばい内容を見せつけられるのだろうかとドキドキしてたほどです。 

 さて、ここで私が言いたいのは、以下に書かれているのは、そんな全く期待をしないでこの映画を見た状態での感想だということです。また今作は、タッキーとHey! Say! JUMPの方が主演を務めているので、俗に言う「キャー、〇〇カッコイー!」系の中身のない感想がネット上で散見されるのも事実。
 では、それら現状とご注意をご了承いただけたら、早速行きますよー!

 さて、まずは率直に言います。私がこの映画を見終わったときの第一印象は「意外と悪くない」でした。各所でかなり酷評されていたので期待値最低で見に行ったせいもありますが、そんなみんな言うほど悪くないと思ったんですけど。

 そう思った理由としては、意外にもストーリーの軸はしっかりしていること、割と伏線回収を丁寧にしてくれていることが大きかったです。特に伏線の回収については、今作は下手な部類の映画ではなかったと思います。ロリコンおじさんが人形の腕を意味深に見つめていたことや、こどもつかいことタッキーの正体に関すること、そして、ヒロインがガキに渡されたお守りの意味や、ヒロインの過去に関することなど、序盤や中盤に散りばめておいた要素を、終盤の謎解きパートでしっかり回収しつつ話を進めてくれたのは好印象でした。これらをおざなりに放置せず、きちんと1つ1つ回収して行ってくれる姿勢には気持ち良さを感じました。

 また、ストーリー自体にもさして大きな欠陥が見られなかったのも、私が今作を面白かったと感じた一因です。保育士のヒロインが、こどもつかいにかけられた死の呪いを解こうと奔走する、という話がベースであるため、ヒロインたちが行動を起こしてくれるので展開がどんどん進んでくれ、飽きずに見ていることができました。また、ストーリー上の肝が「過去に起きた関連事件と、こどもつかいことタッキーの正体に関する謎の究明」であるため、ホラーとしてよりはサスペンス、あるいはミステリーとして楽しむことができます。まあ、後半は失速気味でしたが、全体通して悪くなかったんではないでしょうか。言うなれば今作の立ち位置は、「ホラー要素を希薄させたリング」だと思いました。ぶっちゃけ「劣化版リング」とも言えるでしょうか。

 まあ、さすがにあの名作と比べるのは気の毒な気もしますが、いくら劣化版とはいえストーリー周りの盛り上がりに関することや、死の呪いに対する謎解き要素、それに関する伏線の張り方や回収の仕方、ヒントの提示の仕方など、重要なポイントは割としっかりと抑えられているため、ホラーとは違うジャンルの作品として楽しむことができます。まあ、ホラー的な演出は結構ありますし、その出来栄えが壊滅的に悪いというわけではないんですが……こどもつかい役である、タッキー出てくるたびに笑っちゃうんだよね(哀愁)


 ……そう、タッキーが出てくるたびに笑っちゃうんですよ。それまではまあまあいい雰囲気でホラーしてたのに、突然黒マントのコスプレしたタッキーがジョニーデップみたいな動きしながら出てくるんですよ。しかもタッキー喋る喋る。言うなれば、リング見てたら貞子がコミカルな動きして出てくるたびにベラベラ喋る感じなんです。そりゃあホラーの雰囲気ぶち壊しですわな。これが、今作をホラーとして見られない大きな原因です。

 現にネット上の評価とか見てると、これに関する批判というのは結構多いように感じました。「タッキーの演技がひどい」とか、「ジョニデ意識しすぎて笑う」とか、そういうの。ですが、私はこれらの意見に関して一言言いたいのです。タッキー別に悪くなくね?と。いや、別にファンとかじゃねーけども。

  実際私はこの映画を視聴中、この映画に一番いらないのはタッキーだと思いましたよ。だってめっちゃ喋るんだもの! ホラーの雰囲気ぶち壊しなんだもの! この役タッキーじゃなくて、全部黒幕の人形でいいじゃんと思いましたよ!  どうせ喋るなら、人形がしゃべる方がホラー感出るじゃん! と。
 でも、「タッキーがジョニデ意識しててひどい」という意見の皆さん、冷静になって考えてみてください。このジョニデかぶれの役をやらせて批判が出ない人物が日本にいますか……?
 ……いねーよ! この役柄やらせて批判出ないのなんてジョニーデップ本人くらいだよ!

 つまりこの映画は、この脚本にジョニーデップをキャスティングできなかったこと自体が一番の失敗なんです。言うなればキャスティングミスです。この役柄を貫き通すのだとしたら、製作陣は死に物狂いでジョニーデップを引っ張ってこなくちゃいけなかったんや。それが出来ないんだったら、おとなしく黒幕の人形に全部喋らせるか、こどもつかいの役柄をホラー寄りに変更させとくべきだったと思います、私はそう言いたいですけどね。そういう事情を考慮して考えると、私はむしろタッキーはこの役柄やらされた割には頑張ってた方じゃないかなと思いますよ。

 つまるところ、「タッキーがジョニデかぶれの演技してるから酷い」のではなくて、「この役柄のキャラのキャスティングにジョニデ連れてこれなかったのが悪い」と思うのです! それが出来ねーなら、タッキーに合うようなキャラに大人しく変更しとくべきだった。
 これは、近年多いあらゆる実写化映画にも言えることであり、「なんでこのキャラにこの俳優なんだよ!」系の不満とも通ずるところがあるとおもいます。こういうめちゃくちゃなキャスティングに対して、それを演じた俳優さんを叩く人も多く見られますが、本来それらは全てキャスティングした側のミスであり、その俳優に罪はないはずなんです。まあ、キャスティングされたのにそのキャラに似せる演技とか全く頑張らずにやらかす奴とかもいるので、ケースバイケースなところもありますけどね。話が少しそれましたが。


 結局のところ今作ですが、劣化版リングです。例えるとすれば、リングからホラー要素を抜き取ったような作品、というのが私の率直な感想でした。しかし、ホラー要素はあれだとしても、ストーリー自体は意外にも面白く、子供の虐待という扱ったテーマ自体も悪くない、ミステリー的な作品としては十分合格点だったと言えると思いました。近年、全く振るわないジャパニーズホラーの中では、むしろ頑張ってた方の作品ではないかと思います。確かに、ホラーを期待して見に行くとかなり肩透かしを食らう作品だとは思いますが、そういう枠にとらわれずに評価してあげてほしい作品です。DVDにでもなった頃に見てください。
 もしもう見た人がいたら、ツイッターででもコメントででもいいので、感想聞かせてください。 

 それと、最後に一言だけ言わせてください。今作の評価をYahooとかツイッターとかで見てると、
「☆5 タッキーがカッコよかった(小並感)」
だの
「こどもつかい見てきた〜
(無関係プリクラ)

みたいな、なんの中身もないコメントが結構引っかかりましたが、こういう人たちのコメント見てるとぶん殴りたくなる衝動にかられるマンは俺だけじゃいはず。前者はキャストに触れてるからまだいいとしても、映画名だけ出してなんの感想も書かずに、しかもなんの脈絡もなく突然プリクラとか自撮り貼ってる奴らは絶対に許さん。せめて「面白かった」とか「つまらなかった」くらい書け(憤怒)
 なんか最後の方とか全然関係ない話になったけど、これレビューじゃなくてただの感想記事だからセーフだな!(ガバ理論)
 というわけで、現場からは以上です。みんなもバイオハザードヴェンデッダ、見よう!