モンスター・プロジェクト
モンスタープロジェクト2


 クソ雑魚Youtuberが募集しただけで言うほど三人も本物釣れるか? という疑問はあらすじ時点から感じるところ。
 さて今作ですが、レンタルしてきて見ました。まずはAmazon先生のあらすじ&予告編からどうぞ。

【予告編】


【あらすじ】
映像プロデューサーのデヴォンが立ち上げた「モンスター・プロジェクト」。自らを“モンスター”だという視聴者を募集する、インチキ心霊番組である。応募してきたのは、自称“吸血鬼”のシェイラという女。獣に変身する“スキンウォーカー”を名乗る、スティーブンという男。“悪魔”にとり憑かれているという、シオリという日本人娘。月食の夜、不気味な廃屋を舞台に3人へのインタビューは開始されるが…。


ストーリー………C
モンスターの質…C
キャラクター……D
設定………………D

総合評価…………D+
オススメ度………D

【良い点】
・一部モンスターとの戦闘描写は◯

【悪い点】
・前半がクッソ退屈
・展開がワンパターンで盛り上がりに欠ける

 自称売れてるヤラセ系Youtuberが調子に乗って自分のチャンネルを立ち上げ、モンスター番組への出演者を募ったところ、応募してきた3人が本物だった、という内容のお話です。後半、出演者が各々の本性を曝け出してからはまあまあ楽しめますが、前半のチャンネル立ち上げるために仲間に声かけてるくだりがクソ退屈でした。後、たまに固定カメラ視点はあるもののPOV映画なので、酔いやすい方などは注意です。






【以下、ネタバレ注意!】






 これと言って特質することがないタイプの映画。
 さて今作ですが、Youtuberがモンスター番組作ったら本物が釣れたという内容の作品です。登場するのは、スキンウォーカー(というより狼男?)、悪魔に取り憑かれた日本人、女吸血鬼の3人となっております。

 では早速、詳細な内容を見ていきましょう。まずは良い点から。

 今作の良い点は、一部のモンスターとの戦闘描写が良さげであることです。

 とりあえずクッソ退屈な前半を耐え忍んで迎えた中盤、各自称モンスターたちへのインタビューを終えた頃に異変は起こります。スキンウォーカーはついにその本性を現して怪物へと変貌を遂げ、ヴァンパイアは血を求めて牙を向いて襲いかかり、日本人女は内なる悪魔が表に出てきて宙に浮く。そしてもちろん撮影どころではなくなった一行は、撮影現場である廃墟からの脱出を試みます。

 間違いなく中盤の大きな盛り上がりを作るべきこの場面ですが、まあ演出的には一応成功していたと言っていいでしょう。特に良かったのは、怪物に連れ去られた仲間を助けるため、吸血鬼女との戦闘になる場面です。ぶっちゃけ吸血鬼女は3匹の中で一番だらしなく、戦闘してもなんとかなりそうな程の強さしかないんですが、しかし逆に、その絶妙な強さバランスのおかげでこいつとの戦闘は盛り上がります

 他の2匹についてはもうとにかく強いので出会ったら逃げる以外の選択肢がないのですが、この吸血鬼は人間でも割となんとかなる。だからこそ戦闘になり、お互い取っ組み合いになったりしてなかなか泥臭い戦闘が見られます。ここの描写は、POVのカメラワークも含めてよかったと思いますね。一人称視点での戦闘となるので、臨場感もあって盛り上がりました。


 では、良い点は以上です。これしかないのだ。続いては悪い点を。

 今作の悪い点は、とにかく前半がクソ退屈であるということと、展開がワンパターンで盛り上がりに欠けるということです。

 まず前半。今作のスタートはyoutubeに専門チャンネル立ちあげるために、主人公が周りの仲間に一緒にやろうぜと声をかけていく所からとなるわけですが、ここの部分の間延びの仕方が酷く、前半はとにかく退屈の一言に尽きます。いやほんと言いたいんですけど、何でこうこういう映画って要りもしないシーンや退屈な会話シーンをダラダラダラダラダラダラダラダラと垂れ流すのが好きなのか

 百歩譲って、ここの仲間集めのシーンが後半の展開に響いてくるとかならまだ我慢できますよ。しかしそういうわけでもなく、主人公と周りのやつとの関係がどうとか昔別れた女に声かけてどうだとかそんな番組には協力しないだのやっぱりするだの、番組立ち上げてモンスター呼ぶ以前の内輪揉めその他諸々を長々と見せつけられて、見てる側がうわー楽しいってなると思ってるんなら本当に救いようがないです。いやほんと、良いからとっととモンスター出せよ!

 また、モンスター出てきてからは出てきてからで良いかと言うとこれも微妙。吸血鬼女との勝負はパワーバランス的にも尺的にもPOVの活かし方的にもほぼ文句なしの出来栄えだったのですが、その決着がついて以降はこれまた盛り上がりません。スキンウォーカーくんはパワー型なため、強すぎて逃げるしかないのですが、この追いかけっこがもう逃げる→追いつかれそうになる→なんとか逃げ切る→また追われる、の繰り返しでクソほども面白くなく、しかも逃げ切る場面もドア閉めたらセーフとか、相手の方が明らかに早そうなのに走って逃げきれたりとか、どう見ても相手が勝手に諦めた感が満載でこれが余計に盛り下がりを助長させます。

 まあ、悪魔に取り憑かれている日本人女は時々素に戻って助けを求めてきたりなどの変化球も投げてくるので、吸血鬼退場後も終始退屈というわけではないのですが、やってることは追いかけっこの繰り返しで、かつ内容もあるってほどのものでもなく話も進んでんのか進んでないのか分からないくらいに薄味で、展開も非常に強引であり目新しさもあんまりないので、まあ前半の退屈さと中盤以降の盛り下がりを我慢してまで見る価値があるのかと言うと甚だ疑問です。

 後、吸血鬼対決の時はPOVであることの利点を生かして、視点切り替えからの迫真の戦闘の臨場感を演出できていたのに、それ以降は全く振るわず、というのも痛いですね。アマゾンクルーズっていうゴミ映画を見たときも思ったんですけど、とりあえずPOVなんだからガンガンBGMかけたりSE入れたりするのはPOV特有の臨場感を完全に殺してると思うのでやめたほうが良いと思うんですけど。



 というわけで総評ですが、面白くない。あらすじ読んだときは純粋に「おっ、面白そうやん!」と思って借りてきたんですけど、あの時の純粋な気持ち返して。
 では今回はこの辺りで。ご視聴ありがとうございました。