シャークネード6 ラストチェーンソー4DX
シャークネード6


  こんなB級映画を4DXでやる時点で高評価確定やろが(正論)
【過去作レビュー一覧】


 さて今作ですが、劇場で視聴しました。もちろん 4DXです。まずは公式サイトからあらすじと、予告編をどうぞ。


【あらすじ】
アメリカから世界、そして宇宙までをも舞台にしてシャークネードと戦い続けてきたフィン。しかしその代償は大きく、最愛の家族を失ってしまった……。失意のどん底にいた彼の前に、息子のギルが未来からタイムマシンに乗って現れる。フィンはシャークネードとの戦いに決着をつけるため、過去へと旅立つ決意を固めた。【恐竜時代】【中世】【現代】【近未来!?】と歴史をまたにかけてシャークネードとの死闘を繰り広げるフィンは人類を救うことができるのか!?聖剣【チェーンソード】を手に、絶望の連鎖を切り裂け!

【予告編】


ストーリー………B
サメの質…………B
キャラクター……B
設定………………C

総合評価…………B+
おススメ度………B


【良い点】
・4DXで見られる(←1番重要)
・歴代キャラ大集合にテンションが上がる
・普通にタイムトラベルものとして面白い

【悪い点】
・次の日の仕事がクソだるかった

 近所の劇場での公開日、夜10時台のレイトショーをウッキウキで見に行ってきました。内容もさることながら、シャークネードを大スクリーンで、しかも4DXで見られたというのが、今後の人生においてもかけがえのない非常に貴重極まる素晴らしい経験となりました。劇場公開はもうほぼ終わっちゃいましたが、内容自体も普通にタイムトラベル物として面白いのでお家で是非見てね。






【以下、ネタバレ注意!】







 ついにシリーズ完結。6作目でファイナル、かつ最終章は4DXで見られた作品というと、自分はバイオハザードを思い出します。主人公が人外だし実質バイオハザード。

 さて、作品内容についてはもはや説明不要だと思うので、早速あらすじから。前作ではワールドをテーマに世界中を駆け回っていましたが、今回はついに時代を超える能力を手にしたため、舞台はいわば『時空』にまで広がりました。主に過去の世界を舞台に、過去世界に発生したシャークネードが歴史に影響を及ぼすのを防ぎながら史実を守るために戦うという、いわば『シャークネードVS人類史』という内容でお届けされます。そのため、スケールは過去最大、まさに最終章にふさわしい内容に仕上がっていたと思います。まあ、突然のタイムトラベル展開が受け入れられるかどうかは別として……。



 では早速、良かったところから見ていきましょう。今作の良い点は、歴代キャラの大集合にテンションが上がること、タイムトラベルものとして普通にストーリーが面白いということ、そして何より、これを4DXで見られるということです。

 あらすじでお話しした通り、今作はシャークネードによる歴史改変を防ぐため、過去世界での戦いがメインとなります。それはつまりどういうことかというと、『これまでに登場して死亡したキャラクターも過去世界が舞台だからまだ死んでないのでセーフ』理論を使って、好き勝手に出し放題ってことだよ! やったぜ。

 そのため今作では、前作5で死んだノヴァはもちろん、サイボーグ化する前(3作目)のエイプリル、2でシャークネード撃退のため犠牲になった幼馴染の黒人女スカイやブライアンまでがレギュラーとして登場し、表紙を飾っています。この、過去キャラが大集合してシャークネードという脅威に立ち向かっていく流れは熱々の熱々でした。特に今作ヒロインであるエイプリル、ノヴァ、スカイが一堂に会したのが何より熱い。尊い。


 また、毎度毎度ガバガバ展開連発、ストーリーの整合性なんて二の次でとにかく面白けりゃ良いんだよ! な姿勢の今シリーズですが、今作は意外にもタイムトラベルものとして結構面白いというのも評価点。シャークネードの歴史改変を防ぐために過去世界へと旅立ったフィンたち一行でしたが、その途中で先祖や祖父との再会を果たし、歴史改変を止めに来たはずの自分たち自身が歴史改変を起こしそうになってしまうというあたりのエピソードを、なんかいい感じに絡めてくれます。

 特に、過去にサメに襲われて死亡した祖父を救おうと動くノヴァのことを、家族を救いたいという想いは理解できるが、重大な歴史改変に繋がるからとたしなめるフィンとの一連のやり取りは、どっちの気持ちにも共感できるいい場面でした。また、最終的にはじまりの地に戻ってくるという熱い展開も用意されており、過去世界を舞台に選んだだけのことはあるなと思いました。やるじゃんシャークネード。

 またギャグセンスも流石に冴え渡っており、デッドプール2でシャークネードがネタにされたのをいいことにこっちでもネタにしてくる相互リスペクト精神や、未来世界へ飛んだ際のエイプリルクローン軍団との件、そして何より、ラストを飾るクソ雑コラ時空での迫真のアクション?シーンなど見所も満載。このクッソ雑なコラ映像を劇場で垂れ流す勇気。


 しかし、ぶっちゃけここまで挙げて来たいい点は、言ってしまえば全部おまけみたいなもんです。だってこの映画の最高な点にして今作の本質は、『シャークネードの最終章を劇場の大画面と4DXという臨場感マックスの状態で見られた』ということなのですから!

  いや、あらかたの映画館で公開終了した後にこんなこと言うのは本当はあれなんですけど、もうね、凄かったですよ、感動が。これはもうシャークネードがどうこうと言うよりは、こんな低予算雑コラ映画を4DXで見られると言う事実に感動した。こうとしか言えません。


 確かに今作、気になる部分もまあまあありましたよ。過去世界に飛び立ったと言っても、なんかシャークネードの撃退方法はワンパ気味だったし、中盤まではなんとなく展開が地味だし、なおかつさして大した苦労もなく撃退できることが多いので盛り上がりも若干薄いし、人間ドラマが多くて退屈気味に感じる人もいそうだしーーしかしですね、それら悪い点、なんなら良い点すらも全部吹き飛ばして残る感想は、『あぁ、サメが竜巻で飛んでくる低予算バカ映画を4DXで見られる機会なんて長い人生でももうこの一瞬しかないだろうに、その機会に巡り会えて良かった』という人生への感謝のみです。いい時代になりましたね。


 というわけで総評ですが、『B級映画4DX上映会流行って❤️』です。シャークネードができたんだから、他の映画もできるよね? じゃあ、次はメガシャークあたり行こうか。コロナワールドくん、頼んだ!